今日も旅ゆく

いったりきたりの旅の記録

参拝に行った話/猿田彦神社と庚申信仰①

福岡の人に限られるかもしれないが、こんなお面を街のあちこちで見かけたことがないだろうか。

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我が家も表札の横に飾っているこのお面。災難を避け幸福をもたらしてくれるらしい。庚申祭の行われている日に、福岡市早良区藤崎にある猿田彦神社でいただくことができる。

今日はその2018年最初の庚申祭。今年のお面をいただきに、朝4時半に起きて、猿田彦神社へ向かった。

 

今年初めの庚申祭で「初庚申」。初庚申は5:30〜19:00で行われる。

すごい人混みになると聞いていた。毎年並んでいる母も「半端ない。とんでもない」と脅しをかけてくる。しかし、早朝も早朝なので「まあそんなに待たないでしょ」とナメた感じで藤崎へと向かった。5:15着。すでにこの有様だった。1時間半超の待ちは確実そうだ。

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真っ暗の、まだ目覚めていない街に突如として現れる長蛇の列。コミケもかくや。

通りを1つ進んだところで警備員の方が「あと5本行った先が最後尾です」と案内していたので、私たちが待っている間も続々と人が増えている様子だった。

途中で雨が降りはじめる。後ろの人との身長差が絶妙で、傘が延々と後頭部に当たり続けるという悲劇に見舞われるなどした。

 

そんなこんなでひたすら待つこと2時間強。夜が明けてすっかり明るい。

やっとこさ神社の入り口へ到着。祭感がある。

日頃はこぢんまりとした神社なので落差がすごい。

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御手水で手を清める際、マスクの上から口をゆすごうとしてしまいどうしようもなくなるというアクシデントがありつつも、無事に参拝。

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念願のお面と福笹をいただく。

お面のご利益は上記のとおり、福笹の赤い丸いものは「布猿」というらしく、おそらく「くくり猿」かなあ。

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とにかく寒かった。帰宅して飲んだコーンスープの美味しさといったら。

先頭の人は2時半から並んでいたと知りひっくり返る。

 

次の庚申祭は3月29日(木)7:00〜18:00。

お面も福笹もいただけるとのことなので、興味のある人はぜひ。

初庚申ほどは並ばなくて済むそう。