ありがとうフィットボクシング
Nintendo Switchのフィットボクシング2にめちゃくちゃハマっている。
体調が悪かった日を除いて、なんだかんだ購入した日から毎日続いている(これを書いている日で76日目)。運動習慣が全くなく、根性もない人間がこれだけ続くのは、ひとえにフィットボクシングの手軽さ、ハードルの低さのおかげだ。
今日はそのフィットボクシングの良いところ等についてつらつらと書きたい。
◇フィットボクシングのいいところ
・始めるまでに時間がかからない
Nintendo Switchのホームボタンをポチッ!と押して、その間にヨガマットをえいやっと転がし、ジョイコンを握ればもういつでもスタートできる状態になる。面倒くさがりの自分には大変ありがたい手軽さである。(パッケージ版を買った同僚は、ソフトの入れ替えが面倒くさいということで、ゼルダの伝説が終わるまではしばらくできないと言っていた。面倒くさがりの人は参考にしてほしい)
・家でできるから何も気にしなくていい
家ででき、(独り暮らしというのもあるが)誰も見ていないので、下半身はパンツ、上半身はパジャマ(時々ブラのみ)という破廉恥な格好でも気にせず運動ができる。
そして、パンチを打つ自分の姿はきっと愚かな姿なのだろうが、誰にも見られないので、全く恥ずかしくない。トレーナーの呼びかけに「ハイッ!」と答えたり会話したりしても大丈夫。
昔、ジムに通っていたことがある。久々に行ったときや、筋トレのマシンを使おうとしたとき、どこからともなく爽やかな(漫画は「ワンピース」しか読んだことがなさそうな)バイトくんが現れ「しなのさん!久々ですね!またここから頑張りましょう!」「ハムストリングスのこの部分を意識して動かすんですよ!」と話しかけられることがあった。本当に苦痛だった。ふうふう言いながらマシンを動かす私はさぞ滑稽だったと思う。1度そんなことを思ってしまうと、ジムからは自然に足が遠のいた。結局、行きもしないのに安くない月謝を払い続け、転勤のときに退会した。
・運動目的(強度)やどこを鍛えたいか(効果)が選べる
「健康維持」「ダイエット」「体力強化」といった運動の目的や、どこを鍛えたいか(効果)が選べるので、自分に合ったキツさで運動ができる。
私はこれといった運動習慣もなかったので(こんなに継続して運動しているのは、大学の体育の授業以来ではないかと思う。10年以上前…)最初は「ダイエット」を選び、身体が慣れてきたところで「体力強化」にコース変更した。鍛える部位はヒップとしている。
・デイリーモードとフリーモードがある
毎日やる「デイリーモード」と、自分でコースを選べる「フリーモード」がある。デイリーを基本的には進めていくという方法で活用しているが、コースを自分で考えなくていい(ゲーム側で勝手に組んでくれる)ので、とても楽である。
現在は、ストレッチなしの30分にしており、時間があるときは40分に変更したり、早く帰ってこられた日には帰宅後にフリーをするなどしている。
・やはり暴力……!暴力は全てを解決する
何も考えず黙々とパンチを打つのは、結構なストレス発散となり、精神衛生上とてもよいと思う。仕事で理不尽な怒られや炎上が発生したとき、帰宅後黙々とフリーモードをこなしたことがあったが、ハイスコアを更新し、気持ちもすっきりした。
身体を動かす行為そのものが良いことなんだろうが、動作の基本がパンチなので、すっきり度は上がると思う。むかつく相手が目の前にいると思って、ジャブ!フック!ストレート!
◇フィットボクシングを続けて出た効果
・痩せた
まだまだダイエット中で、やっているのもフィットボクシングだけという訳ではないけれど、導入時点から3ヶ月で8キロ痩せた。減らなかった体脂肪もゆるゆるとではあるが減っている。これまでダイエットしようかな~うん~~と思っては、途中で辞めていた身なので、今回これだけ続けられているのは、冒頭にも書いたとおり、この手軽さやハードルの低さのおかげだと思う。
・朝型に戻った
地元にいる頃は結構朝型の生活をしていたが、東京に来て夜型となり、朝もギリギリまで寝る!という最悪スタイルになってしまっていた。
しかし「毎日フィットボクシングをしたい」という気持ちと、自分のライフスタイル(帰宅が基本22時過ぎ)を考えたとき、帰宅後にデイリーやるのもしんどいな…日付変わるがな…となった結果、起床後すぐ運動することにした。起床時間を1時間強早め、最初はしんどかったが、もう2ヶ月弱続いている。
そして朝運動して仕事に行くと、午前中の捗りが違う(気がする。当社比)。
また、心療内科の先生にも「朝型に自力で戻せたということは、とても良いこと」と褒められた。
私には理解のある彼くんがいるわけではないけれど、フィットボクシングがあれば立ち直れると思った。
運動(あと掃除)は、やって後悔するものではないので、どんどんやっていくと良い。生活習慣も変わり、健康になる。そんな風に思うようになったのも、フィットボクシングのおかげだ。
フィットボクシング、ありがとう。いい薬です。